もしも私の視力が悪くなかったらカラーコンタクトレンズも使えなかったしオシャレなメガネも使えなかったんだと思っています。視力が悪くいろんな場所で不自由な思いをすることも多いけれど、「視力が悪いからできたこともあるんだ」と思うようにしています。
視力が良かったらできなかったこと、視力が悪いからできることを考えていると気持ちが穏やかになってきます。悪くなった視力はもう元に戻せません。それをいつまでも考えていたって時間がもったいないですよね・・・。
「視力が悪いからこそメガネにしてもコンタクトレンズにしても利用できるんだ」とプラスに考えられるようになってよかったです。プラス思考ができるきっかけになりましたよ。
視力の低下は環境?遺伝?
小学校高学年から中高時代で多くの方が体験する視力の低下。実は視力の低下には環境によるものと遺伝によるものがあるのをご存じでしょうか。
前者の環境による視力の低下は、目のピントを調整する組織が緊張し、調整能力が低下するために起こります。この状態を「仮性近視」と呼びます。この仮性近視はたとえば長時間じっと本を読んでいたりすることで起こります。
改善には遠くを積極的に見たり、自然の景色を長時間眺めたりすることが効果的です。目の組織が遠くを見ようとする過程で緊張がほぐれていくからです。
これに対し、後者の遺伝による視力の低下は、眼球の奥行きの長さが長くなるためにピントが合わなくなり生じるもので、この状態を「軸性近視」と呼びます。
この軸性近視は成長期に伴い眼球が成長することによって起こり、一旦軸性近視になってしまうと仮性近視と違い視力の回復は難しいと考えられています。